これが歯肉退縮・根面露出です Ⅰ
 この患者さんの下顎の犬歯を見てください。これが典型的な歯肉の退縮です。歯根が大きく露出しています。どうしてこうなったか想像できますか。実はこの患者さんは、尺八という楽器を三十年間吹いていらしたのです。尺八は下唇に強く当てて演奏するため、下顎の犬歯の歯茎がこうなってしまいました。この歯をどうにか健康な状態にもどすために、歯肉移植やエムドゲイン治療による歯槽骨の再生を試みましたが、なかなか良好な結果が得られず、結局動揺し始めて歯周炎を併発し、排膿が止まらなくなって、抜歯しました。その後で、GBRという歯槽骨の再生を行い、インプラントによる修復によって、下の写真のように審美的な回復を図りました。今回はその途中経過を報告しておきましょう。
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by tanaka_dental | 2010-06-05 01:54 | 審美歯科