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こんな高齢者の歯内療法はレベル4です
 画像をよく見てください。高齢者の歯ですが、その付け根の部分が楔(くさび)状に削られています。おそらく日々のブラッシングのために少しずつ削られていったのでしょう。このように楔状の欠損のある歯は、中の神経と血管の入っている根管が石灰化して大変細くなっているのです。若い頃は0.5~1ミリメートルの太さがあった根管ですが、このような高齢者の歯になると、その太さは数ミクロンから数十ミクロンの細い根管になってしまいます。このような歯の根管を治療する場合は、針の穴のような細い細い根管を探し出さなくてはなりません。目に見えないような根管を細い専用の器具で探り当てなければなりません。その難しさがフィギァスケートのレベル4に匹敵するのです。かなり深いところまで専用のバーで削っていかなければなりません。ですから相当なリスクを伴います。これも歯科医療の難しさの一面なのです。
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by tanaka_dental | 2010-02-25 14:37 | 歯内療法
友人田中昌博君の教授就任式
 大学時代の同窓生だった田中昌博君が、平成21年10月に大阪歯科大学 名誉教授川添堯彬先生の後継者として、大阪歯科大学有歯補綴咬合学講座の主任教授に就任されました。その就任祝賀会が2月14日(日曜日)大阪リーガロイヤルホテルのタワーウィング3階ロイヤルホールにて行われました。私たちも夫婦で13日の土曜日から大阪に新幹線で行って参りました。盛大な祝賀会となり、久々に多くの同窓生の懐かしい顔を見てなごやかな楽しいひと時を過ごすことができました。田中昌博君は大学の教室に入ってから27年間の努力が認められて、目出度く教授になられました。田中君、おめでとうございます。これからも頑張ってください。
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by tanaka_dental | 2010-02-15 22:20 | 大学同窓会
インプラントはここまで向上した
 最初の画像を見てください。インプラントを埋入した骨が思ったより脆弱で肉芽組織を含んだ柔らかい骨質であったために、埋入の方向がずれてしまっており、インプラントの上部は骨が吸収して数ミリ下がっている部分が観察されます。しかし五年後の次の画像を見てください。吸収して下がっていた骨は再生増殖していて、手術前の骨面より盛り上がっているのが認められます。インプラントの周囲の骨は骨密度が高くなり、相当な咬合力にも耐えられる状態にリモデリングしているのです。これは我々歯科医師にとっても、又患者さんにとっても、素晴らしいことなのです。インプラントにかかる咬合力が適正であれば、インプラントの周りの骨は咬合することによって、しっかりと咬めるように骨化していくのです。これは生体がインプラントを自己の組織として臓器として認めているということです。それが何よりもすぐれた素晴らしいことなのです。
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by tanaka_dental | 2010-02-10 23:03 | インプラント