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肩こりが治った!
 Mさんは左上の大臼歯部をなくして、長い間咬み合わせが悪く、ひどい肩こりに苦しんでいました。最初の画像を見てください。上の大臼歯がなくて、下の歯が上顎の歯茎に直接当たっています。このように咬合(咬み合わせ)が悪いと、脊椎に様々なゆがみが出てきて、まっすぐなはずの背骨が曲がってしまい、不定愁訴と言われるいろいろな全身的病状が起こってくるのです。異常な顎位がもたらす周辺の筋肉の収縮・緊張という無理が頚椎にかかると、頚椎周辺のいくつもの大切な神経系を害することになり、全身に大変な事態を引き起こすのです。
 そこで上の顎の歯茎に当たっていた下の歯の咬合面を、理想的な咬合平面に合わせて製作し直し、上顎の歯のない場所には、インプラントを二本入れて修復しました。二番目の画像がその写真です。そうして咬合がよくなったMさんが、最初に言った言葉が、「いろんな病院に行っても、どうしても治らなかった肩こりが治りました」です。よかったですね。このインプラント治療で、Mさんの全身的な症状が改善されたものは、偏頭痛、肩こり、首筋のこり、手のしびれ、不眠、慢性鼻炎、疲れ眼、関節の痛み、足の疲労感です。咬合が全身的な症状といかに深い関連があるか認識させられる症例です。
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by tanaka_dental | 2011-07-23 19:40 | インプラント
重度の歯周病
 どうしてここまで悪くなったのか、三十代の後半のこの男性の歯肉の状態は惨憺たる有様でした。歯周ポケットの深さは八、九ミリメートルを超えており、食事中も出血するし、歯磨きしても出血する状態で、正に手のつけられない状態でした。毎日の口腔ケアを怠ると、こういう結果が待っています。数日後に歯周病の手術を行いました。三枚目の画像がその写真です。手術では、メスで歯肉に切開を入れて歯肉弁を剥離して、不良肉芽組織や歯肉縁下の深い部分に付着している歯石を取り除きます。その後、頬側と口蓋側の歯肉弁を縫合していきます。この縫合が一般の皮膚の縫合と異なって、結構難しいのです。なぜかというと、出血して見づらい歯と歯の間を上手に縫合の針を通さなくてはならないからです。写真は手術して五日後の状態ですから、歯肉の腫脹が引いて縫合した糸が緩んだ状態になっています。
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by tanaka_dental | 2011-07-23 04:40 | 歯周病