これが外歯婁です
 歯の根の周囲に起きた歯性化膿性炎のためにできた婁孔が顔面の皮膚の外にできるのが、外歯婁です。この婁という漢字は本当はもっと複雑で病ダレが付いているのですが、専門用語であるためうまく変換できません。申し訳ないです。最初の画像をご覧になってください。歯根の周囲にできた化膿性の炎症の膿がじくじくと顔面の皮膚から出てくる外歯婁は、戦前戦後はしばしば見られていましたが、現在ではほとんど見られなくなりました。九十の齢を過ぎたこの患者さんが、私の医院では初めての外歯婁の患者さんです。普段はとても元気な患者さんですが、顎の下に変わった腫れ物ができてしまいました。皮膚科に行ってみたら、これはどうも歯の方から来ているようだと言われたそうです。レントゲン撮影によって、右下の犬歯の歯根の周囲に嚢胞ができていました。二番目の画像を見てください。歯根の先端に膿の袋ができています。これが原因でした。この歯の根を取り除くことにより、外歯婁はきれいに治癒していきました。最後の画像がその写真です。
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by tanaka_dental | 2011-06-12 16:34 | 口腔外科